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湯川れい子さんの女には子宮という空き部屋がある・・・・!

湯川れい子さんの女には子宮という空き部屋がある・・・・!

 

 湯川れい子さんは
音楽評論家
作詞家・・・・として50年以上のキャリアを持っているのも有名です。


年齢も83歳になられました。

 

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 その、湯川れい子さんが
・家族や恋愛
・夫婦関係、
・子育て・・・・、そして闘病などにも触れた自伝が話題になっています。

 

その
湯川さんの人生にとって、40代とはどういう時期だったのでしょう。


36歳で結婚して、
不妊治療を経てやっと妊娠できたのが40歳の時だった。


今でこそ40代の出産も珍しくなくなりましたけれど、
当時は新聞に載っちゃうほどニュースな出来事だったという。


本当に産めるのか・・・と不安ばかりでした。


そして
仕事ばかりしてきた自分にとって子育てなどできるだろうか?


だが
どうしても「産みたい」と決心した自分がいたという。


その決心の根源にあったのは
生き物としての本能みたいなものだったのでしょう。


妊娠する前は、仕事ばかりで何もなく
自分はこのまま老いていく・・・・と


 “孤独”の毎日でした。


信じられる愛はどこにもない・・・・と
深い孤独感ばかりでした。


でも
女には皆、子宮という空き部屋がある・・・ということを思ったという。


世界的に名声を得ている女性たちも皆、
子宮という空き部屋を抱えた女なのだと鮮烈に
その姿が見えてきたという。


そして、
この孤独は自分も同じように抱えているのだと・・・・。


きっと、
時代を問わず、女性は誰もが一度は感じる孤独感じゃないかと・・・。

 


湯川れい子さんは
結婚も出産もかなり遅いほうでした。


無事に出産を終え、子どもを優先したい・・・と思った。


子供が6歳くらいの頃、
マイアミ出張の依頼が来た。


張り切って臨んでいた仕事だったので
旅支度をしていた。


さぁ~、出発・・・という朝に
          スーツケースを持って家の2階から下りようとしたら、
          息子が階段の下まで重いソファを移動させて“バリケード”を作っていた。

 


手にはパパのゴルフクラブを持って、

 ”アメリカ行きは反対 ”・・・・と。

 


バリケートは抗議のデモだった。


母親の出張をなんとか食い止めようとしていたんです。

 


その姿を見てショックだった。


でも
当日になってキャンセルはできない・・・・。


 ”お土産たくさん買ってくるから”・・・と

息子を説得したけれど

  ”お土産なんかいらないからおうちにいて ”と。


ほとほと困っちゃったが
どうにか説得して、家を出た。

  

無事に飛行機には乗ったものの、

本当にこれでよかったのか? ・・・
もしこの飛行機が落ちたら?・・・とグルグルと頭をよぎったという。


でも結果として
その仕事は成功しました。


年齢が重ねてから
実際に母となって、子育てとキャリアとの
はざまで感じる葛藤や恐れなどが入り交じりはしょっちゅうでした。


40歳で授かった子どもでした。

 

そして
エゴ100%で産んだのだのです。


だから
子どもには絶対迷惑を掛けてはいけないと思っていたのに・・・・。

 


子育てを優先し、好きな仕事をセーブすること・・・
悔しさとはどう折り合いをつけていたのに・・・
.

今は

“夢貯金”しているという。

 


いつか
挑戦したい仕事・・・・、
会いたい人・・・・、
行ってみたい旅先・・・・、全部あきらめるたびに、
             紙に書いて書斎のボードに貼っていったら、
             多い時で20枚くらいになりました。

 

 

あのアーティストに会いたい、
オーロラを見る旅に行きたい、
アマゾンの熱帯雨林に行ってリアルな環境問題をこの目で見たい……なども増えた。


それが、今は
息子が成長して、夫とも離婚して、さらに身軽になった。

 


だから
今までに書いた夢は全部かなえることができました・・・という。

 

 “夢貯金”はすっからかん。
  利子まで使い果たしちゃったくらい・・・だと。

 

すっかり満たされた気持ちで、毎日を楽しく過ごせています・・・と。


音楽評論家で、作詞家として50年以上のキャリアを持つ
湯川れい子さんのお話でした。